Xiaomi
Xiaomi (シャオミ)は、中国北京に本社を置く、
2010年に設立したスマートフォンメーカーです。設立からわずか数年で、サムスン・Apple・Huaweiなどと肩を並べる企業に急成長を遂げました。その後、中国国内だけでなく、インドやヨーロッパ市場に進出していきました。現在、調査会社Canalysによる2021年第2四半期(4~6月)のスマートフォン出荷台数でシャオミがアップルを追い抜き世界シェア2位に浮上しました。第2四半期シャオミの世界シェアは17%となり、14%のアップルを追い抜きました。また、1位のサムスンの19%にもかなり接近していることにも注目です。
今回のシェア2位獲得については、ラテンアメリカで前年比300%以上、アフリカでは前年比150%以上、西ヨーロッパでは前年比50%以上の高成長が理由でしょう。機能的にはアップルを追随しているものの、値段は格安という格安スマホというだけでなく性能の高さが世界で認められてきています。
そんなXiaomiは2019年から日本市場にも参入し、次々と新作を発表しています。Xiaomi のスマホには、ハイスペックのMiシリーズとミドルスペックのRedmiシリーズがあります。
今回はミドルスペックのRedmiシリーズの2021年3月の新作モデル「Redmi Note 10 Pro」のレビューしていこうと思います。
Redmi Note 10 Pro
スペック
サイズ:164.5mm×76.15mm
厚み:8.1 mm
重さ:193g
OS:MIUI 12 ( Android 11 )
ディスプレイ:6.67 インチ(2400×1080)
SoC:Snapdragon 732G
RAM:6GB
ROM:128GB
カメラ:
標準 1億800万画素
超広角 800万画素
2倍望遠 500万画素
深度センサー 200万画素
フロントカメラ:1600万画素
指紋センサー:○(側面)
顔認証:○
USB:Type-C
バッテリー:5020mAh
NFC:○
防滴・防塵:IP53
3.5mmイヤホンジャック:○
Redmiはミドルスペックシリーズだと先程説明しましたが、今回の「Redmi Note 10 Pro」は
3万円台ながらハイエンドモデルに近い性能を誇るSIMフリースマホになっています。
サイズ
重さは193g、横幅は約76mmと大画面スマホとしては重さも抑えられています。
画面サイズは6.67インチと大きく、解像度もフルHD+と高め。持ち歩くにも大きすぎず、動画を観ても迫力十分という、ちょうどいいサイズ感です。ステレオスピーカー内蔵で、横持ちした時に音がこもることもありません。さらに、驚きの「120Hzハイリフレッシュレート対応」Webサイトなどのスクロール表示がものすごく滑らかな表示となっています。そもそも3万円台のスマホでの120Hzの採用がほとんど無いので、Redmi Note 10 Proは貴重ということになります。
背面
ボディ背面は曲面ガラスで、厚みを感じさせないすっきりしたデザイン。丸みのある手触りが手のひらに馴染みます。
防滴防塵
「Redmi Note 10 Pro」はIP53相当の防滴・防塵に対応しています。。防水仕様ではありませんが、手が少し濡れている状態でも安心して使えるようになっています。防滴がついているのは、安心できて嬉しいです。
指紋認証センサー
指紋認証センサーは側面に電源ボタンと一体化した形になっています。側面指紋認証センサーは認証速度・精度ともにバッチリです。側面にあるので机に置いたままでもホルダーに挟んだ状態でも認証できるのがとても便利です指紋認証以外にセルフィーカメラを使った顔認証も併用できます。状況に応じて認証方法を使い分けることができるとセキュリティは安心ですね。
カメラ
背面カメラは10800万画素(標準 1/1.52”)+800万画素(118°広角)+500万画素(望遠マクロ)+200万画素(深度)のカメラを搭載。
4つのカメラを搭載しているので、シーンに応じてカメラを切り替えての撮影を楽しむことができます。このカメラのスゴさがハッキリ分かるのは、夕方や暗めの室内などの暗所撮影の時です。暗さを感じさせないコントラストの美しい明るめな写真が撮影できます。全体的には、実物より色映えがいい状態の写真映りなので、特に映える写真の色合いには最強だと思います。
大容量バッテリー
バッテリーは5,020mAhと大容量で、120Hzで使い続けても2~3日は充電の心配がありません。最大33Wの急速充電も対応し、30分ほどの充電でバッテリー残量を60%程度まで回復できます。これはスマホをヘビーユーズする方にとっては、オススメポイントです。
バッテリーの心配をしなくていいのは、本当にストレスがかからなくて嬉しいです。
最高のコストパフォーマンス
Redmi Note 10 Proの良いところは、性能と価格のバランスの良さという点です。最高のコストパフォーマンスを追及するXiaomiらしく5Gや防水は妥協しつつ、ディスプレイのスペックは間違いなくお値段以上、カメラやバッテリーについても十分な実用性を兼ね備えています。
このスペックをもってしてお値段と34,800円は、Xiaomi だからこそできるコストパフォーマンスなのです。