仕事にも役立つ!おすすめのビジネスドラマ5選

職場を舞台にしたビジネスドラマは、現在に至るまでたくさん放映されています。ビジネスドラマとひとくちに言っても、色々な業界が舞台となっており、見どころもさまざま。今回は業界の裏事情がわかったり、モチベーションアップになるなど、仕事にも役立つおすすめ ドラマを5つご紹介します。

半沢直樹(2013年)

池井戸潤の小説「半沢直樹」シリーズが原作で、堺雅人主演のドラマです。2013年にドラマ化、2020年に続編が放映されました。「やられたらやり返す。倍返しだ!」という半沢直樹 名言が有名で、その年の流行語大賞も受賞しましたよね!

物語は、銀行の悪い体質を変えるという強い意志を持った主人公・半沢直樹が、対立する組織内で上を目指して奮闘する銀行ビジネスドラマです。半沢直樹の実家が営む工場が、銀行から融資を打ち切られて倒産、父親が自殺したという過去があります。香川照之演じる、大和田暁が父親を追い込んだ張本人で、大和田への復讐劇も見どころ。

銀行という難しい業界が舞台ですが、俳優陣のメリハリが効いた演技で楽しく見られるのが特徴です。銀行業界に詳しくなるだけでなく、上司や取引先に言えないことを言ってくれてスカッとするドラマなので、会社に行く元気をもらえます。

ハケンの品格(2007年)

篠原涼子主演、2007年に放映されたドラマです。派遣業界を取り巻く環境をリアルに描いたことで反響を呼び、2020年に続編が放映されました。

「スーパーハケン」と呼ばれる大前春子は、時給3,000円超え。たくさんの資格を持って働く派遣社員です。食品会社「S&F」の営業部マーケティング課に配属されるところからドラマはスタートします。クールで物おじしない性格の春子が、理不尽な職場の問題をバッサリ解決していく様子に心、がスッキリするのがおすすめポイント。また大泉洋演じる、東海林武と春子のテンポのいいやり取りも見どころの1つとなっています。

放映当時の派遣社員の扱いに切り込んだ作品ですが、スキルを身につけて働くことの大切さを、今の時代に改めて感じられることでしょう。

わたし、定時で帰ります。(2019年)

朱野帰子の同名小説シリーズが原作、吉高由里子主演で2019年に放映されました。

主人公の東山結衣は、ディレクターとしてWEB制作会社で働いている女性。過去のトラウマから効率を重視して仕事を行い、毎日定時退社を守っています。しかし結衣の前に現れるのは、くせ者社員ばかり。次々に問題が勃発する中、どう立ち向かうのかというストーリーです。

等身大のキャラクターが登場するので、思わず「あるある」とうなずいてしまうリアルさが特徴です。作中では「モンスター社員」と呼ばれる社員が登場しますが、当の本人は自分に問題があるとは思っていません。年齢や立場が変わると、価値観や仕事に対する姿勢も異なるということを実感します。自分の身に置き換えて考えたり、働き方について考え直すきっかけになってくれる作品です。

これは経費で落ちません!(2019年)

青木祐子の同名小説が原作で、2019年にドラマ化しました。多部未華子演じる、森若佐名子は石鹸会社の経理部に所属しています。好きな言葉は「イーブン」、他部署から回ってくる領収書をチェックして、社内の疑惑や人間模様を洗い出し、問題解決していく経理ビジネスドラマです。

会社の経理に焦点を当てた新しいドラマとなっている本作。経理といえば「ちまちまして口うるさい部署だろう」という声がよく聞こえてきますが、このドラマでは会社を支える重要な役割を担っているのだと教えてくれます。主人公の佐名子は、社員にノーを突き付けることが多いですが、のちに他部署に対して理解を示すシーンもあります。ふだん関わりの少ない部署にも目を向けられる、そんなきっかけになるドラマです。

下町ロケット(2018年)

半沢直樹と同じく、池井戸潤の小説が原作です。阿部寛演じる主人公の佃航平は、元宇宙科学開発機構の研究員で失敗の責任を取って辞職したという過去があり、その後は父の残した佃製作所を継ぐことになります。しかし、会社は倒産の危機、さらにライバルの大手メーカーから特許侵害で訴えられる事態に・・・。大企業の妨害に遭いつつも、最終的にはそこに部品を供給する偉業を成し遂げるというサクセスストーリーです。

日本に古くからある、メーカーの物づくりに対する真摯さや熱意が描かれているのが特徴の本作。佃社長だけでなく、社員もとにかく熱いのが見どころです。銀行やライバル企業に立ち向かって成功するところにスカッとするのはもちろん、仕事に誇りを持つことの大切さがこれでもかと詰め込まれています。仕事を始めた頃に持っていた情熱、やりがいをもう一度思い出させてくれる作品です。

まとめ

今回は、仕事にも役立つビジネスドラマを5つご紹介しました。業界の裏事情だけでなく、自分や周りの働く環境について考え直し、仕事への情熱やモチベーションを高められること間違いなしです。気になるものがあれば、ぜひご覧ください!