より速いインターネットの普及と、コロナという大きな危機を迎えたことにより、在宅ワークやテレワーク、ノマドワークというような働き方が増えてきました。『働き方』そのものが大きく変化し、多様化してきましたね。このような働き方の変化を背景に、会社員からフリーランスへの転身が増えてきています。
フリーランスのメリットは雇用主にもあり!?
フリーランスが増えた理由の1つに、副業を許可する企業が増えたことにあります。社員に副業を許可している会社が増えたのはもちろんのこと、自社の社員以外、つまり企業サイドもフリーランス人材を確保し、活用する会社が増えてきているんです。少し詳しくお話しましょう。
雇用されるフリーランサーたち
企業が副業を許可したことで、副業の仕事をする人が増え始めました。在宅ワークやテレワークと副業を兼業していく中で、時間や場所に縛られず、自分で考え、自由に仕事量を調整して働くことができる。そこに魅力や利点を見い出した方たちが、独立に対するイメージを確立し、フリーランスへと転身していっています。
また、今までは時間や場所に縛られてしまうため働けない事情があった方々も、比較的自由な働き方ができるということで、フリーランスとして働ける人が増えてきているのも確かです。
企業サイドからの視点
慢性的な労働人口の減少、及び不足が昨今の課題となっている中で、フリーランスを活用することで解決策を見い出せるとして積極的に活用する企業が増えてきています。実際に、自社社員以外にフリーランス人材を活用している国内企業は約19%、今後活用を検討中の会社が約34%と言われています。この結果を踏まえると、国内企業の概ね半分はフリーランス人材の活用に前向きという結果になります。
これを踏まえて、今後もフリーランス人材向けの仕事案件が増えていく可能性が高く、フリーランスサイドも仕事を獲得しやすくなっていくでしょう。
フリーランス 仕事に向いている人
フリーランスは個人が仕事を受注・遂行し、財務管理も自分で行う必要があります。与えられた仕事をこなす会社員とは全く違いますね。次のような人は、フリーランスの仕事に向いています。
- 自己管理ができる
- スキルを持っている
- スキルへの対価と評価をしっかりともらいたい
- 時間を有効的に効率よく使って働きたい
フリーランス希望の方の中には、営業の経験がなく仕事の獲得に不安を持っている方もいるかもしれません。しかし、最近はクラウドソーシングやフリーランス専門エージェントも普及してきているので、これらを活用することを視野に入れてみるのもいいかもしれません。
フリーランス 税金
フリーランスとは、特定の企業などに属さずに仕事ごとに契約を結ぶ働き方です。基本的に、フリーランスとして活動しながら法人を設立していないのであれば「個人事業主」ということになります。ですから、フリーランスになったら、確定申告を行うようになります。会社員とはここも大きく違いますね。
フリーランス おすすめランキング
ライター系、クリエイター系、接客系など、副業おすすめとさてている業種は様々。フリーランスのおすすめランキングは、下記の通りです。
- 1位:IT・エンジニア系
- 2位:ディレクター・コンサルタント系
- 3位:マーケティング系
- 4位:ライター系
- 5位:クリエイター系
IT・エンジニア系
フロントエンド/システム/iOS/AI/ブロックチェーン
IT・エンジニア系の仕事では需要も高く、未経験者から始めるにあたっても実務経験を積むことで将来性も高収入も狙えるのでおすすめですね。どうしてもある程度の時間や労力は必要ですが、必要なプログラミングスキルを身につければ、安定的に収入につながります。
ディレクター・コンサルタント系
Webディレクター/PM・PMO/IT・Webコンサルタント/SAPエンジニア・コンサルタント
フリーランス業界の最上位層になる、マネジメントに携わる職種です。専門的な知識やスキルと経験が必要な職種ではあります。ただし、現場経験に加えて、マネジメント経験の実績を重視される職種ですので、経験が豊富であれば仕事がゼロになることはないでしょう。
マーケティング系
Web・広告運用・SNSマーケター/ブロガー・アフェリエイター/データサイエンティスト
実はこの職種人気急上昇中の職種のため、フリーランスでの案件が受けづらくなっている職種でもあります。もしこの分野でフリーランスを希望するのであれば、会社員として働きながらまたは、副業としてクライアントを開拓して置くことをおすすめします
ライター系
Webライター/ジャーナリスト/コピーライター/翻訳家/小説・脚本家
こちらは、フリーランスを目指しやすい職業です。 ライター系は主に文章を書くことが多い職業なので、未経験から始める人も少なくありません。始められるハードルが低い分、単価は残念ながら低めです。
クリエイター系
Webデザイナー/動画編集者/イラストレーター/カメラマン/グラフィックデザイナー
こちらもフリーランスを目指す方々に人気の職業です。人気のクリエイター系で、イラストレーターやフォトグラファーは憧れる方も多いですよね。動画編集なども未経験から始めやすいのでフリーランスでもやっていけそうなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、こちらの職種も案件の単価が比較的安かったり、引き受けられる案件の数にもばらつきがあったりします。
まとめ
さてフリーランスについてお話ししてきましたがいかがでしたか?場所や時間に縛られず、やりたい仕事を自分で受注したり、作業したり自分の思うようにやって行けるのはとても魅力的ですね。しかしながら、それにはスキルや経験それからクライアントとのやり取りやその他諸々など、会社員では必要なかったものもたくさん含まれてきます。それでもフリーランスをめざしたいというのであれば、さらに詳しく調べて、スキルを学び経験を増やして挑戦してみてくださいね。