ホラー作家・雨穴(うけつ)の素性は非公開?代表作品も調査

WEBライター、ホラー小説家、またYouTuberなど幅広い顔を持つ雨穴さん。しかしその素顔は隠されており、声すらも公開されてないので、覆面作家と呼ばれています。非常に謎が多い雨穴さんですが、著書の「変な家」は売り上げ40万部以上を記録しており、2024年春には映画化も決定しています。今回はそんな雨穴さんの詳しい経歴やどんな活動をしているのか、代表作についてもご紹介します。

雨穴とは

主な経歴

雨穴さんが世に出るようになったのは、2018年、ゆるく笑えるコンテンツを掲載しているWEBメディア「オモコロ」に「VRAVよりも楽しくAVを見る方法」という記事を応募したことがきっかけでした。この作品で優秀賞の一つであるメロン賞を獲得。その後、オモコロのメンバーとして活動を開始します。その一方で、YouTuberとしての活動も行っており、登録者は100万人に迫る勢いです。オカルト・ホラー・ミステリー系の動画を配信し、人気を博しています。

特徴について

雨穴さんの作風はオカルト・ホラー系などゾクッとするものが多いです。しかし、YouTubeでは白いお面のようなものを被って登場したり、作家としても「料理苦手なヒロインがつくる「エグい料理」をケーキで再現してみた」といった投稿をしたりと、怖さの中にもシュールでクスッとできる一面も持ち合わせています。また雨穴という名前は雨が好きなことが由来で、雨が降っている時のぽつぽつとなる音を聞くと落ち着くと語っています。

代表作について

そんな雨穴さんを有名にしたいくつかの代表作をご紹介します。

「変な家」

雨穴さんを語る上で欠かせないほどの代表作です。2020年10月12日にオモコロにて投稿され、その後YouTubeに「【不動産ミステリー】変な家」として公開されると再生回数は100万回を超え、大きな反響を受けました。ストーリーは主人公のホラー作家雨穴が知人から「不可解なところがある」と紹介された都内の中古一軒家の間取り図を譲り受け、その謎を解き明かしていくというものです。オモコロで掲載された物語の続編が書籍として発売されているので気になった方はぜひご覧ください。

「変な絵」

「変な家」同様、書籍化されたミステリーホラー小説です。こちらもYouTubeに「この絵の仕掛けが解けますか?『変な絵』第一章」として公開されています。物語は全4章からなり、それぞれが別の絵をテーマにしてストーリーが進んでいきます。章同士で連動している部分や、前作「変な家」に出てくるキャラクターもいて、さまざまな楽しみ方ができる作品です。

「変なAI」

2023年5月16日にオモコロ内でアップされた「【科学ホラーミステリー】変なAI」です。あるAIツールに「怖い画像」と検索して生成されたある空き地の画像から物語は始まります。そのAIツールが一般的なものとは異なる点を発見した雨穴はその後、樫健太郎という人物に辿り着きます。そしてその結末は人間の愚かさや、AIの目覚ましい進歩における恐ろしさにまで波及していきます。

最後に

WEBライター・YouTuberの雨穴さんについてご紹介してきました。少しゾクッとさせるオカルト・ホラー系の物語を得意としつつも、今の時代に馴染みのある言葉やツールを使用し、文体も会話中心なのでとても読みやすいと感じました。オモコロで掲載されている作品は数十分もあれば読み終えてしまうので、気になった方は読んでみてくださいね。「変な家」の映画化も決定しており、絶好調な雨穴さんの今後の活躍に期待したいです。