かつては“おじさまたちの娯楽”というイメージが強かった麻雀ですが、最近ではYouTubeやAbemaTVの麻雀番組が人気を集めています。スマホで遊べるmahjong365.comなどでデジタル対局がより身近なものになり、麻雀プロを目指す若者や海外ファンも増加中です。麻雀の世界は静かに、でも確実に熱を帯びています。
今回の記事では、そんな麻雀プロについて、解説していきましょう!
麻雀プロとは?
麻雀プロとアマチュアの違いについて見ていきましょう。
アマチュアとの違いとは
麻雀プロとは、正式なプロ団体に所属し、公式戦への出場や、解説や講師、イベント出演などを行う“麻雀の専門職”です。対して、アマチュアは団体に所属せず趣味や地域の大会に参加するレベルを指します。
麻雀プロになると
麻雀プロになると、公式タイトル戦に出場できるだけでなく、メディア出演やスポンサー契約のチャンスも!プロ団体によって運営方針や試合形式は異なりますが、どこも独自のランキング制度やタイトル戦を持っており、腕一本でのし上がっていく世界なのです。
麻雀のプロ団体とは
ちなみに日本には複数のプロ団体が存在し、代表的なものは以下の通りです。
- 日本プロ麻雀連盟
- 最高位戦日本プロ麻雀協会
- 日本プロ麻雀協会
- RMU(リアル・マージャン・ユニティ)など
麻雀プロになるにはどうしたらいい?
麻雀プロになるには、まずプロ団体の入会試験を受ける必要があります。試験は、筆記(ルール理解や点数計算など)・面接・実技対局が基本です。各団体によって試験内容や難易度は異なりますが、共通して必要なのは「麻雀に対する真摯な姿勢」と「継続的な向上心」。一発逆転を狙う“博打打ち”ではなく、戦略を練って勝ちを目指す“思考型プレイヤー”が求められるようです。
試験をパスすると?
試験に合格すると、研修期間を経て正式なプロとして活動をスタートします。対局はもちろん、麻雀教室の講師、YouTube配信、イベント司会など活動の幅は年々広がっています。
年齢は?
20代から受験する人もいれば、40代・50代でプロデビューする人もいます。年齢や性別は問われません。まさに“門戸は広く、競争は熾烈”なのが麻雀プロの世界なのです。
試験を受けるその前に
プロ団体によっては「インターン制度」や「プロ養成講座」を設けているところもあるため、いきなり試験に挑むのが不安な方は、まずは見学やセミナー参加から始めてみるのもおすすめです。
麻雀プロの年収ってどのくらい?
やっぱり気になるのは、麻雀プロの年収事情!結論から言うと「ピンキリ」です。なぜなら麻雀プロには固定給がないからです。では、麻雀プロの収入源はなんなのでしょうか?
麻雀プロの主な収入源とは?
プロの収入源は以下となります。
- タイトル戦の賞金
- 配信・解説・実況の出演料
- 麻雀教室や講義の報酬
- YouTubeなどSNSの収益
- 雀荘やスポンサー契約
実際の年収額は?
麻雀プロのトップクラスともなると、年収1000万円以上も可能らしいのですが、それだけ稼げる方はやはりごく一部だとか。実際には、年間50万円〜300万円程度のプロも多く、副業との両立が現実的な道となっています。
新たな収入源として
人気麻雀プロはグッズ販売やクラウドファンディングで支援を受けるケースも。Mリーグ(麻雀のプロスポーツリーグ)に選ばれれば、固定給制で約400万円が発生し、年収アップの大チャンスとなります。
加えて、企業スポンサーが付くことでイベント出演料や契約金などが発生するケースもあり、「麻雀で食べていく」夢は決して不可能ではありません。
実はこの芸能人、麻雀プロです!
芸能界にも麻雀好きは多いですが、実は「麻雀プロ」としてプロ資格を持っている芸能人もいます。さっそくご紹介していきましょう。
萩原聖人さん
所属:日本プロ麻雀連盟
俳優としても知られる萩原聖人さんは、Mリーグ「TEAM雷電」の選手としても活躍。芝居の真剣さと同じく、麻雀でも本気の勝負を魅せてくれます。
元AKB48・中田花奈さん
所属:日本プロ麻雀連盟
アイドル引退後、麻雀プロに転身し、AbemaTVなどでも大活躍。「アイドル×麻雀」という異色のキャリアで人気を博しています。
田口淳之介さん(元KAT-TUNメンバー)
所属:日本プロ麻雀協会
タレント活動やYouTuber活動をするかたわら、昇級を目指して地道に自団体のリーグ戦に参戦しています。いずれは「Mリーグ」入りを目指していることも公言しています。
岡田紗佳さん
所属:日本プロ麻雀連盟
その美貌と抜群のスタイルから“役満ボディ”の異名で知られています。トッププロだけが出場できる、麻雀プロリーグ戦Mリーグのチーム「KADOKAWAサクラナイツ」のメンバーです。
児嶋一哉さん(アンジャッシュ)
所属:日本プロ麻雀協会
お笑いコンビ「アンジャッシュ」のツッコミ担当。芸人としての顔だけでなく、真剣に麻雀と向き合うプロ雀士としても活動しています。笑いと知性のギャップが魅力!
2003年に日本プロ麻雀協会に入会していてプロ雀士歴は既に20年以上です。
終わりに
麻雀プロになる道は、決して楽ではありません。でも、だからこそ麻雀プロを目指し燃える人が後を絶たないのではないでしょうか。知識・技術・戦略・度胸のすべてが試される知的格闘技、それが麻雀。
今日もどこかで、新たな麻雀プロが生まれている…そんな世界を、あなたものぞいてみませんか?