ハンダゴテの選び方

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こんにちは、Draです。

今日はハンダゴテの正しい選び方について説明していきます。
どのハンダゴテを買えばいいの?という紹介よりかは、数あるハンダゴテからどう選定すればよいか、という観点での説明を行いたいと思います。

正しいハンダゴテの選び方、意外と知られてません

ハンダゴテの選定はハンダ付け作業において非常に重要です。安い品物でもなんとかなる、というものではありません。用途に応じて適切な物を選ぶ必要があります。
が、特にホビー目的ですと結構皆さん適当な物を使用されております。学校とかもそうですね。現役時代工業高校生向けに講義を行ったりしたのですが、まぁ使っている機材がお世辞にも良いとは言えない。予算もあるので仕方ない面もあるかもしれませんが…。

もし今現在ホームセンタのハンダゴテを使っており、「ハンダが上手く出来ないな・・・」という場合、ご自身の腕を疑う前に、お使いになっている道具を疑ってみましょう。それだけハンダゴテの選定は重要です。

プロでもハンダゴテの選定が悪ければ、良いハンダ付けは行なえません。腕でカバー出来る領域は限られています。断言します。

軽く私の経歴を話しますと、以前ハンダ付けを含む業務を数年仕事を行っておりました。ハンダゴテはホームセンターレベルのものからプロレベルの物まで一通り扱っていますので、多少の知識はあるつもりです。

ハンダゴテの選定について、気にするべき項目が下記の通りです。

  • コテ先温度
  • 温度調節機能
  • 熱容量
  • 小手先形状

ハンダゴテ コテ先の温度について

一般的なハンダ作業であれば、ハンダゴテの熱は340〜350度程度が理想的です。この温度は低くすぎても高くすぎてもよくありません。

低すぎる場合。御存知の通り、現在主流のハンダは鉛フリーはんだとなっております。以前の鉛入半田の場合は融点が低かったのでハンダゴテの温度は適当でも溶けてくれました。しかし鉛フリーの場合は融点が高くなっているため、低すぎる場合まず融点に達しません。または、溶けるまでのスピードが遅いため、長時間ハンダゴテを当てる必要があります。結果作業性の悪化や、ハンダの劣化に繋がる場合もあります。

高すぎる場合。半田の溶けが早く感じるので、作業性は一見良い用に感じるかもしれません。しかし、半田の酸化が早く進んだり、フラックスが焦げたり蒸発して半田がネバネバした状態になり、見た目からして明らかに不良半田、という形になります。ハンダゴテを当てる時間を短くするなどして対応も可能といえば可能なのですが、やはりフラックスの蒸発が避けられないので、結果的にハンダ不良に繋がってしまいます。
またハンダゴテ自身も劣化が早く進むので、コストの面からも不利です。

繰り返しになりますが、以上から導き出されるハンダゴテ先の理想的な熱は、340〜350度程度となります。

温度調節機能について

上記のハンダコテ先の熱を、センサーを用いて管理する機能です。これが付いていないハンダゴテの場合はひたすらコテ先を温め続けるので、コテ先温度が安定しません。安いハンダゴテを複数持っている方はわかるかもしれませんが、個体差が存在するのはそれが原因です。
温度調節機能を持っているハンダゴテであれば個体差を気にすることなく、常に適切な温度で作業が出来ます。

熱容量について

よくハンダゴテの説明欄に○○Wとあるかと思いますが、こちらは熱容量のことを指しています。温度とは関係がないというわけではないのですが、=で温度を示しているわけではありません。

熱容量に関しては説明が少し難しいのですが、「コテ先温度を上げる速度」に関係してくると言えばよいでしょう。
熱容量が少ないハンダゴテでもコテ先温度を350度にすることは出来ます。しかし、その温度に至るまで時間がかかります。半田を溶かした時、コテ先の温度は一時的に下がるのですが、そこから350度に再度復帰するまでの時間に影響を及ぼします。つまり熱容量とは作業性に直結するパラメータです。
これは作るものによっても要求値は変わります。例えば大きな端子に、大きなサイズのコテ先を用いて大量の半田を流し込むような場合、大容量のほうが有利です。
しかし、一般的なハンダ作業であれば4,50W〜位あれば十分だと思います。プロ用品の高級な物でも70W程度です。

コテ先について

最後に書きたいのはハンダゴテのコテ先形状についてです。
ホームセンターでよく見るものはコテ先が尖っていますよね。しかしプロはあれは使いません。円状に切り出された様な物を使います。
具体的にはこんなのです。C型と呼ばれています。

先端が尖ったものではなく、こちらを使う理由、もちろん表面積が大きいので、熱を伝えやすい、というのもあります。
それより注目すべきメリットは、「コテ先の表面張力」でハンダ作業をコントロール出来るというアドバンテージです。
この表面張力を使えるだけで作業性が全く違います。コテ先の所でハンダを溜められるので、量の調整が容易です。
尖った形状のよくあるコテ先ではハンダを溶かす事は出来るかもしれませんが、ハンダの量を制御するのが難しくなります。
これは文章で説明するのが難しいので、いつか動画も撮れたらと思います。

以上です。参考になったでしょうか?
ほか記事で、具体的なオススメハンダゴテの紹介なども行いたいと思います。
また更新します。

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