今話題のNothing(ナッシング)は、2022年12月6日にスマートフォンとワイヤレスイヤホンの3製品だけで累計販売台数が100万台を超えたと発表しました。斬新なデザインと高いコスパを実現しているため、今後リリースされる製品にも期待してしまいますね。
今回は、話題のNothingからこれまでにリリースされた3製品の紹介をしていきます!
スマートメーカー「Nothing」とは?
株式非公開企業であるNothing(ナッシング)は、ロンドンを拠点とし、人とテクノロジーの間に障壁のないシームレスかつデジタルな未来を創造するための消費者向けテクノロジー企業です。アートと情熱を業界に取り戻すという目的で、シームレスな接続を提供するテクノロジー製品とサービスのエコシステムの構築に力を入れています。
これまでに発売された3つのNothing製品
今のところ、Nothingは「Nothing Phone(1)」、「Nothing Ear(1)」と「Nothing Ear(stick)」の3製品を発売しています。詳しく見ていきましょう。
Nothing スマホ「Nothing Phone(1)」
「Nothing Phone(1)」の外見に関しては、両面が強化ガラスの「Gorilla Glass 5」とアルミニウム製のフレームを構造しており、中の機構が透けて見えるようになっています。背面には974個のミニLEDが配置されています。そのミニLEDを使ったGlyph Interfaceというコミュニケーションツールもあり、「Nothing Phone(1)」は洗練された独創的なデザインを持っているとしか言いようがないですね!また、デザインやLEDを使用したツールだけではなく、システムにも独特なOSが搭載されており、フォント、音声などにも細かな調整が行われています。
「Nothing Phone(1)」のディスプレイは、6.55インチで最大で120Hzと高いリフレッシュレートなので、なめらかな映像とシーティングゲームなども楽しめます。さらに、構造されているディスプレイはHDR10+対応の有機ELディスプレイで、日差しの強い昼間でも快適に操作ができます。
デュアルカメラのメインカメラには、Sonyの50メガピクセルIMX766が採用されているので、周囲の光条件に関係なく、非常に鮮明な画像・動画が撮影できます。これで、6~7万円前後と手にしやすい価格なのが嬉しいですね。
カラーバリエーション | ホワイト/ブラック | |
本体サイズ | 高さ | 約158.8mm |
横幅 | 約75.8mm | |
厚さ | 約8.3mm | |
重量 | 約195g | |
OS | Nothing OS (Android 12ベース) | |
ディスプレイ | サイズ | 6.55インチ (20:9) |
種類 | OLED | |
解像度 | 2,400×1,080 (FHD+)、402 ppi | |
リフレッシュレート | 最大120Hz | |
CPU | Qualcomm Snapdragon 778G+ | |
メインメモリー | 8GB/12GB | |
ストレージ | 128GB/256GB | |
カメラ | 背面 | 50MP (Sony IMX766) +50MP (Samsung JN1) |
前面 | 16MP (Sony IMX471) | |
バッテリー | 容量 | 4,500mAh |
急速充電 | 最大33W PD3.0 ケーブル充電 | |
その他 | ワイヤレス充電(15W)、リバースチャージ(5W) | |
コネクタ | USB Type-C | |
SIMカード | nanoSIM×2 | |
対応バンド | 5G(Sub6)、4G LTE、3G UMTS(WCDMA) | |
対応キャリア | Docomo、au、SoftBank | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) | |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 | |
測位方式 | GPS、Glonass、BDS、Galileo | |
センサー類 | インディスプレイ指紋センサー、加速度計、電子コンパス、ジャイロセンサー、環境光センサー、近接センサー、Sensor Core、フロント RGB センサー | |
NFC | 〇(Felica非対応) | |
生体認証 | ディスプレイ指紋認証、顔認証 | |
防水防塵性能 | IP53 | |
発売日 | 2022年8月19日 | |
販売価格 | 8GB+128GB | 6万3,800円 (税込) |
8GB+256GB | 6万9,800円 (税込) | |
12GB+256GB | 7万9,800円 (税込) |
Nothing ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear(1)」
Nothing社の初代モデル「Nothing Ear(1)」は、カナル型イヤホンで充電ケースは一般的な箱型の透明のスケルトンデザインです。イヤホンにも透明なパーツが採用されており、見える電子回路などもデザインの一部になっています。近未来やサイバー感のデザインが特徴的ですね。
また、「Nothing Ear(1)」はカスタムされた11.6 mmの大型ドライバーを採用しており、カナル型というだけでも外音が大きくシャットアウトされますが、ANC(アクティブノイズキャンセリング)と外部取り込みにも対応しているため、音場の広さ、各音域のバランス、透明感と艶のある音質で没入感がすごいイヤホンになっています。重量は片耳4.7gと非常に軽いので、痛くなったり疲れにくかったりするので一日中使えますね。
このように、1万円ちょっとで買えるワイヤレスイヤホンとしては、十分なスペックを提供してくれます。
カラーバリエーション | ホワイト/ブラック |
本体サイズ | 30 × 17 × 19 mm(イヤホン)、59 × 59 × 23.5 mm(ケース) |
重量 | 4.7g(イヤホン)、57g(ケース) |
ドライバー | 11.6 mm ダイナミック |
ダイヤフラム | グラフェン |
チェンバーサイズ | 0.34 cc |
チューニング | TEENAGE ENGINEERING |
対応コーディック | AAC、SBC |
ANC | HYBRIDアクティブノイズキャンセリング |
連続再生時間 | 最長5時間(本体のみ)、最長34時間(ケース込み) |
充電 | USB-C、Qiワイヤレス充電 |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
防水防塵性能 | IPX4 |
発売日 | 2022年3月14日 |
販売価格 | 1万2,650円(税込) |
Nothing ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear(stick)」
「Nothing Ear(stick)」は、真っ白なデザインの中に差し色の赤がある、美しくエレガントなデザインが特徴的なイヤホンです。従来のワイヤレスヘッドホンケースはふたを開けるのが一般的ですが、「Nothing Ear(stick)」は胸ポケットやポーチにすっぽり収まるコンパクトなスティックな形で、ふたを回転させることでイヤホンにアクセスできる仕組みです。さらに、ハーフインイヤー型で、重量も片耳わずか4.4 gと軽く、長時間使用していても疲れにくくなっています。
「Nothing Ear(stick)」の音質については、カスタムされた大型12.6mmドライバーを採用しているため、パワフルな低音域を実現されており、小音量でも迫力のある音楽が楽しめます。また、Bass Lock Technologyという機能も搭載されているので、音量が大きくても音漏れの心配がありません。マイクも品質が良く、3つの高精細マイクを搭載しているため、声が強化され、風や環境ノイズの排除が可能となっています。バッテリー持ちは、ケース込みで最大29時間の連続再生時間と、コンパクトなわりに長持ちです。
カラーバリエーション | ホワイト |
本体サイズ | 29.8 × 18.8 × 18.4 mm(イヤホン)、87.1 × 29.8 × 29.8 mm(ケース) |
重量 | 4.4g(イヤホン)、46.3g(ケース) |
ドライバー | 12.6mm ダイナミック |
イヤホンタイプ | ハーフイヤー型の完全ワイヤレス(左右分離型) |
マイク | Clear Voice Technology |
対応コーディック | AAC、SBC |
連続再生時間 | 最長7時間(本体のみ)、最長29時間(ケース込み) |
充電 | USB-C |
Bluetooth | Bluetooth 5.2(A2DP, AVRCP, HFP) |
防水防塵性能 | IP54 |
発売日 | 2022年11月10日 |
販売価格 | 1万6,800円(税込) |
最後に
この記事では、これまで発売されたNothing社の3製品を紹介しました。デザインだけではなく性能にも優れている製品ばかりなので、スマホかイヤホンの買い替えを考えているなら、是非試して頂きたいです!